Sakuyaの図書室

書物の御紹介

文学

お島さんの美しさ entry 40

第40回目は 《 entry 38 》 の続きです。 【 日本文学全集8 徳田 秋声集 】 著 者/徳田 秋声氏 あらくれ 《 entry 38 》の続き 四 お島は幼( ちいさ )い時分この作という男に、よく学校の送迎( おくりむかい )などをしてもらったものだが、養父の甥…

お金の魔力 entry 38

第38回目は entry37 の続きです。 【 日本文学全集8 徳田秋声集 】 著 者/徳田 秋声氏 あらくれ 三 しかし時がたつにしたがって、その時の事実の真相が少しずつお島の沁( し )みこむようになってきた。養家の旧( もと )を聞き知っている学校友だちな…

父親の苦悩 entry 37

第37回目は entry36 の続きです。 【 日本文学全集 徳田秋声集 】 著 者/徳田 秋声氏 あらくれ 二 その時お島の父親は、どうゆうつもりで水のほとりへなぞ彼女をつれていったのか、今考えてみても父親の心持はもとより解らない。あるいは渡しを向うへ渡っ…

活発なお島さん entry 36

第36回目の書物は日本文学です。 【 日本文学全集8 】徳田 秋声集 著 者/徳田 秋声氏 あらくれ 一 お島が養親( やしないおや )の口から、近いうちに自分に入婿( いりむこ )の来るよしをほのめかされた時に、彼女の頭脳( あたま )には、まだ何らの…

河童とはこんな生き物 entry 32

第32回目の書物は文学( entry 25の続き )です。 【 河童 】 著 者/芥川 龍之介氏 僕はこの先を話す前にちょっと河童というものを説明しておかなければなりません。河童は未だに実在するかどうかも疑問になっている動物です。が、それは僕自身が彼らの間…

河童の国の医者のチャックと漁夫のバッグ entry25

第25回目はentry16の続きです。 【 河童 】 著 者/芥川 龍之介氏 そのうちにやっと気がついてみると、僕は仰向けに倒れたまま、大勢の河童にとり囲まれていました。のみならず太い嘴( くちばし )の上に鼻目金( はなめがね )をかけた河童が一匹、僕の…

山の中で河童と遭遇 entry16

第16回目は文学作品の御紹介です。 【 河童 】 著 者/芥川 龍之介氏 これはある精神病院の患者、ーー第二十三号が誰にでもしゃべる話である。彼はもう三十を越しているであろう。が、一見したところはいかにも若々しい狂人である。彼の半生の経験は、ーー…

昔の仲間 entry 07

第7回目は『 entry 06 』の続きです。 【 少年少女 世界の名作文学7 イギリス編 】 宝島 『 entry 06 』の続き 作 者/ロバート・ルイス・スチーブンソン氏 訳 者/近藤 健(けん)氏第一章 老海賊 ( 二 )“ 黒犬 ” 現れる ぼくが酒を持ってもどったとき…

黒犬現れる entry 06

第6回目は『 entry 05 』の続きです。 【 少年少女 世界の名作文学7 イギリス編 】 宝島 『 entry 05 』の続き 作 者/ロバート・ルイス・スチーブンソン氏 訳 者/近藤 健( けん )氏 第一章 老海賊 ( 二 )黒犬現れる その冬は寒さが特別ひどかった。 …

医者のリブジー先生と乱暴な船長 entry 05

第5回目は『 entry 02 』の続きです。 【 少年少女 世界の名作文学7 イギリス編 】 宝島 『 entry 02 』の続き 著 者/ロバート・ルイス・スチーブンソン氏 訳 者/近藤 健( けん )氏 第一章 老海賊 (一)“ ベンボー提督亭 ” に来た男 その “ 船長 ” は…

変わり者の船長 entry 02

第2回目は世界の名作文学です。 【 少年少女 世界の名作文学7 イギリス編 】 宝島 作 者/ロバート・ルイス.スチーブンソン氏 訳 者/近藤 健( けん )氏 イギリス東部の代表的な漁師の家 第一章 老海賊 ( 一 )“ ベンボー提督亭 ” に来た男 ぼくは、は…